Balthasar & Speyr
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主のはしため
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本書『主のはしため マリアの観想』は、アドリエンヌ・フォン・シュパイアの最初の神学的著作で、既に13ヶ国語に翻訳されている代表作であり、彼女の著作の初邦訳となります。本書全体で語られる徹底したマリア的霊性は、彼女の全著作を貫くものであり、彼女の神学と霊性を知る格好の入り口となります。 また、カトリックのマリア論としても、本書はユニークで深い洞察にあふれています。本書の優れた点は、聖母マリア自身に焦点を当てたマリア論であるというに留まらず、聖母マリアの霊性―それは言うまでもなく、「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」(ルカ 1 : 38) という受諾の言葉に凝縮されているのですが―に倣うキリスト者個人のあり方、家族という共同体のあり方、教会という共同体のあり方をも深く探求していることにあると言えるでしょう。
アドリエンヌ・ フォン・シュパイア
原語タイトル
Magd des Herrn
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